コラム

昼めし旅のげのりそうめんレシピ

この記事は2014年8月10日に地域日刊紙『大衆日報』に掲載されたものです。

 

コラム『おいしい おしゃべり』VOL.18 2014年8月号

テレビ東京『昼めし旅』に出ました!

感謝感激、最近では「毎月見てるよ!」と励ましのお言葉を頂く機会が増えました。

「継続は力なり」を信条に楽しくおしゃべりして参りますので今後とも宜しくお願い致します。

 

早速ですが身近な話題から。

お菓子ではありませんが、美味しい旬メニューを考えましたので是非ご紹介させて下さい。

先日TVでも披露させて頂きました。

名付けて『のげのり・そうめん』。

 

『のげのりそうめん』レシピ

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1
そうめんをゆでる。

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2
みょうが、オクラ、大葉を細切りにする。

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3
フライパンにゴマ油を温め、火を消す。

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4
野菜、のげのりを投入し混ぜる。

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5
鰹節、醤油で味付け。

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6
そうめんの上に盛り付ける。

お好みでシラウオ、カイワレ大根、おろし生姜を♪

途中、そうめんつゆをかけると、二度美味しい♪

ココがポイント

オクラは塩もみでケバケバを取る。

どれも生で食べられる野菜なので炒めず温めるだけにする。

加熱による栄養素破壊を防ぐ上、シャキシャキ食感も楽しめる。

のげのりが醤油や野菜の水分で良くふやけるまで混ぜる。

縮んだままだと歯と顎にやさしくない。

のげのりがふやける頃にはオクラのネバネバが全体に程良いトロミを出し、まとまる。

温かくて胃にやさしい。

アレンジ♪

ゴマ油でニンニクとベーコンを炒めるとボリュームアップ!

更にトウガラシを加えると、『銚子風ペペロンチーノ』の出来上がり!

時間があるなら、のげのりに少量の天ぷら衣を垂らし混ぜ、揚げてみて!

衣が多いと、しっとりムチュッ!、少ないとカリカリ!に揚がります。

そうめんとの相性も抜群!

 

私の『のげのりばなし』

子供の頃、のげのり採りの名人でした。岩場に張り付くのげのりを途中でちぎらないよう根元から摘み取り、良く水洗いし、砂を落とします。更に、異物を丁寧に取り除いていきます。これらの面倒な作業を怠ると“ジャリッ”として美味しく頂けません。ようやく新聞紙の上に広げ天日で乾かし、スイカを食べて昼寝をして、夕方、カラッカラに乾いたのげのりを袋に集めます。晩には食卓に上がり、家族の手から手へと渡り味噌汁に放たれ磯の香りが漂います。ジャリッとしなければ私のプライドは保たれます。

春に採り、乾物として出回り、あると嬉しい食卓の花、のげのりは銚子の特産品\(^o^)/

汁物、酢の物が一般的ですが、簡単で美味しい夏メニューのご紹介でした。是非お試しを!

 

「ミキティー!」でおなじみの『品川庄司』の庄司さんが

今回のテレビ東京『昼めし旅』で来てくれました。

 

おまけ(撮影秘話)

自宅の台所で調理するシーンでは暑くて暑くて実は前身汗だくでした。

『昼めし旅』撮影スタッフが突然やって来たのでエアコンつける間もなく調理はスタートしました。

あとで録画を良く見ると、首のうしろが汗でギンギラギンにさりげなくになっていました・・・><

庄司さんは、体を鍛えられている方ですから、スタイルは抜群でした。

銚子に来てからもジョギングは欠かさず行ったそうです。

「ぼくの場合、それも仕事ですから^^」とおっしゃっていました。

また、尊敬する人は?と聞くと、「皆さんすごいんですけど、さんまさん、あの方は別格です、本当に次元が違うんです・・・」とお話して下さいました。

そういう庄司さんも謙虚で礼儀正しい素敵な方でしたよ。

たった一度それも短時間でしたが、ご一緒させて頂いた芸能人の方ってファンになりませんか?

きっと短時間でも親近感がわくのですかね?応援しています。

また、私が作った、のげのりそうめんを大変気に入って頂き、カメラが回っていない間も、「ほんとおいしい」と言って下さいました

また、スタッフさんから、「庄司さんが本当に美味しかったからミキティに作ってもらう、とおっしゃっていましたよ」とお聞きし、とても嬉しくなりました。

のげのりのお話をもう少し致しますね。

私は、のげのりが大好きなのです。

中でも一番好きな、のげのりのお料理は、天ぷらです。

のげのり天ぷら最高♡

今回は、忙しい時間帯のお昼ご飯という事でしたので手軽に作れる「のげのりそうめん」をご紹介させて頂きました。

調理の仕方によって素材の味が変わるのはどんな素材でも言えますが、この、のげのりもそれが言えます。

その証拠に、のげのりの天ぷらは、普通に汁物に入れて頂くのげのりと全く別格の風味が楽しめます。

植物なのに、動物に負けないコクが味わえます。

油で揚げるせいもありますが、何とも言えないコクがあるのです。

のげのりに隠された美味しさです。

何度も申しますが普通に汁物に入れて頂く時の、のげのりには無いコクが味わえます。

このコクは他の食べ物ではあまり味わえないと思います。

強いて言えば、私が昔飲んでいたクロレラの錠剤に近いコクがあります。

そう言われても想像できないと思いますので、ぜひ一度お試し下さい。

のげのりの天ぷらなんて、バラバラになって面倒じゃない?

と思うかもしれませんが、美味しさの為、、頑張って作って頂きたいです。

先程、のげのりは植物と言いましたが、海苔の仲間だとすると、クロレラのコクに似ていても不思議ではないかもしれません。

藻は、顕微鏡で見ると動物とも言えますし、植物なのにコクがあるのも、それもまた納得できます。

のげのり、人類の起源の仲間かもしれない・・・。

ならば栄養もバッチグーです。

寡黙な、のげのり、おそるべし・・・・。

 

では、また(*^_^*)/

 

山口由美子

大正3年創業 山口製菓舗 専務。1967年生まれ、おうし座。生まれも育ちも千葉県銚子。 趣味はギター弾き語りです。宜しくお願い致します\(^o^)/

本日もお読み頂きありがとうございました。
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