この記事は令和3年(2021年)8月24日に地域日刊紙『大衆日報』に掲載されたものです。(コラム『おいしいおしゃべりNo.94』)
令和3年7月10日、10時、イオン銚子店1階食品フロアにて『銚子メロンのマリトッツォ』240個を販売し1時間で完売いたしました。
『銚子メロンのマリトッツォ』は、ブリオッシュに生クリームと銚子メロンをサンドしたパンです。
マリトッツォとは、イタリア・ローマの名物スイーツです。
当コラム4月号でも『ローマ発祥マリトッツォ』を書いていますのでよろしければそちらも合わせてご覧下さいませ。
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ローマ発祥マリトッツォ
この記事は令和3年(2021年)4月6日に地域日刊紙『大衆日報』に掲載されたものです。 流行スイーツの歴史に名を刻んだマリトッツォって、どんなお菓子? 流行スイーツには、ラスクやバウムクーヘンのように ...
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さて、千葉県立銚子商業高等学校では、地域活性化を目的とした『銚商夢市場プロジェクト』に取り組んでいます。
その中で、地域の食材を使用した商品開発があり、当店では複数回にわたり活動に参加させていただいて参りました。
中でも、生徒さん達の斬新な発想から生まれた『銚子キャベツメロンパン』は大ヒットとなりました。
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商業生とコラボ キャベツメロンパン
この記事は2014年9月5日に地域日刊紙『大衆日報』に掲載されたものです。 コラム『おいしい おしゃべり』VOL.19 2014年9月号 商業高校とコラボで開発したキャベツメロンパンが誕 ...
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今回の新商品『銚子メロンのマリトッツォ』もまさに生徒さんのアイディアから誕生しました。
当然ですが、加工品と違い生鮮品には旬がありますから、銚子メロンの限られた流通期間を考慮し、今回の商品開発は急ピッチで進行し、初回打合せからわずか2週間での商品化となりました。
通常、商品開発とは、アイディア、市場調査、材料仕入、試作、価格や包装形態、販売場所、宣伝告知など、一連の様々な工程をすべてクリアして初めて成立します。
今回、異例の早さで商品化できたのは、関係者の多大なご協力と連携が好プレーであったからだと思います。
町のこと、名産品のことを良く勉強し企画した商業高校の生徒さん達、銚子メロンを提供してくださったJAちばみどり、銚子メロン組合、製造した山口製菓舗(当店)、販売店であるイオン銚子店、告知や各機関との橋渡しをご支援くださった銚子市観光商工課、激励にかけつけてくださった越川市長、活動全体を見守りながら支える商業高校の教職員の方々、生徒さんのご家族、購入してくださったお客様、「うちの孫が商業に通ってるんだよ」と嬉しそうに話しかけてくださった通りがかりのお方まで、皆の笑顔の連携があったからこそ素晴らしい商品開発プロジェクトとなりました。
一つの目的を達成するために、立場の異なる人が各々自分の専門分野でベストを尽くす、この連携こそがシナジー効果を生み、最強の結果、最高の笑顔になるのだと改めて感じました。
ご購入いただきましたお客様、ありがとうございました。
ご協力いただきました関係者の皆様ありがとうございました。
そして、これをご覧の皆様、これからも地元の素材を生かした商品開発をして参りますので是非お楽しみになさってくださいませ!
銚子メロンのマリトッツォ販売会/イオン銚子店にて