この記事は2017年1月19日に地域日刊紙『大衆日報』に掲載されたものです。
コラム『おいしい おしゃべり』VOL.39 2017年1月号
チョコレートができるまで
寒い冬になると、食べたくなりませんか?チョコレート。
なぜでしょうね?
という訳で、今回はチョコレートのお話です。
はじめに、チョコレートのでき方と、関連用語の解説から。
まず、カカオと言う木があります。
この木には、大きさも形もフットボールのような黄色い実がなれます。
この実を割ると、中に、小指の頭位の大きさの種子がぎっしり詰まっています。
この種子(要はタネですね)をカカオ豆と言います。
コーヒーの種子をコーヒー豆と呼ぶのと同じですね。
で、このカカオ豆を、発酵させ、乾燥させ、すりつぶした物を、カカオマスと言います。
カカオマスから、油脂を取り除いた物をココアと言います。
逆に、カカオマスに、油脂と砂糖を加えた物がチョコレートです。
似た名前を羅列しましたが整理できましたでしょうか。
チョコレートの効能
次に効能です。
昔は、チョコレートは太るとか、ニキビができるとか、悪者扱いでした。
今では、チョコレートに含まれる成分の研究が進み、嗜好品だけでなく、健康に役立つことがわかってきました。
カカオ豆に含まれるポリフェノールには、抗酸化作用があり、心臓病のリスク低減、動脈硬化の抑制作用、肥満等の生活習慣病の予防効果、脳機能の改善等の研究成果が報告されています。(日本チョコレート・ココア協会)
また、チョコレートの苦み成分であるテオブロミンには、自律神経を整える作用があり、リラックス効果や疲労回復、集中力を高める、血流を良くする等、様々な効果があるとされ研究が進められています。(何事も食べ過ぎは良くありません)
当店の冬限定のスイーツ
「寒い、寒い」と縮こまっている体と心は、冬のエネルギー源には、チョコレートが良いことを本能でわかっているのかもしれません。
当店では、良質チョコレートをふんだんに使ったチョコレートケーキ、そして良質ココアのマドレーヌを販売中です。
ぜひ、寒い冬のスイーツにいかがでしょうか?
※季節限定です。