この記事は2019年11月10日に地域日刊紙『大衆日報』に掲載されたものです。
コラム『おいしい おしゃべり』VOL.73 2019年11月号
お鍋は簡単に野菜が摂れる!
鍋がおいしい季節となりました。
肉、魚、豆腐などのたんぱく質、白菜、ネギ、春菊、人参などの野菜、シイタケ、エノキダケなどのキノコ類など、一度にたくさんの栄養が摂れますよね。
特に、キノコ類は意外と普段食べなかったりしますが鍋には欠かせません。
プロサッカー選手の長友佑都さんも本の中で話されていますが、キノコ類と昆布類は意外と摂取不足なので積極的に摂るようすすめています。
キノコ類は生では食べられないところが摂取不足の原因の一つかなと思います。
その点、鍋はポンッと入れるだけで調理完了なのでありがたいです。
また、鶏肉ですが、是非コラーゲンたっぷりの皮ごと食べて下さい。
あの皮はすごいです!
翌日、お肌がツルッツルになります。
何万円もする化粧品より美肌効果がありますよ(笑)
カロリーを気にされるかもしれませんが、鍋の中で油分はある程度落ちていますし、適度な量を野菜と一緒に食べる訳ですから、自然の恩恵を受けるべきだと、私は思います。
それに鶏の皮はものすごく美味しいです。
そして、鍋の栄養をさらにパワーアップする方法があります。
それは、野菜の「生」の栄養もいただく、ということです。
生野菜に含まれている栄養で加熱すると減ってしまう物があります。
ビタミンCや食物酵素などもそうです。
その対策として、最初から野菜をクタクタに煮てしまわない事です。
野菜がやわらかくなると食べやすく、たくさんの量が食べられるといったメリットもありますし、それなりの美味しさもありますが、せっかくですから生の栄養も摂りこみ風邪に負けない体を作って冬を乗り切りましょう!
良いとこ取りの方法としては、肉や魚に火が通ったところで、野菜を投入し、野菜が半生の頃から食べ始め、お酒が好きな方はチビチビやるなり、そうでない方は家族だんらんをしながら食べ進め、良く煮込んでやわらかくなった野菜は最後に楽しむ、という食べ方が野菜の生の栄養も摂れる方法です。
その為には、人参は薄切りに、白菜は細切りにしておく事がポイントです。
いくら半生の野菜がいいと言っても、ゴリゴリの分厚い人参は食べにくいですから(笑)
また、人参は大根と一緒にすりおろして薬味にすると最高の栄養になりますね。
鍋の具材は自由自在。トマトやブロッコリー、ジャガイモを入れても美味しいですよ。
美容と健康に最高なバランス栄養食の鍋、ぜひ楽しんで下さいね!