この記事は令和3年(2021年)9月9日に地域日刊紙『大衆日報』に掲載されたものです。(コラム『おいしいおしゃべりNo.95』)
今から約3,000年も前の古代ギリシャで第一回古代オリンピックが開催されました。
この時に、出場選手達に振舞われていた特別な食べ物「トリヨン」こそがチーズケーキの始まりと言われています。
チーズ、小麦粉、卵を混ぜて茹でたプリン風の物でした。
現在のベイクドチーズケーキの起源として有名なのがポーランドの「セルニック」という郷土料理で、レシピも日本のチーズケーキと良く似ています。
材料は、クリームチーズ、卵、牛乳、バター、砂糖などです。
日本では、チーズの国内製造が始まった明治時代にチーズケーキ風の菓子もあったようですが浸透せず、一般的に広まったのは戦後のことでした。
特に1960年代には洋菓子店が次々に様々な製法のチーズケーキを発売していきました。
チーズケーキは、製法により3つに分類されています。
ベイクドチーズケーキ・・・焼いたもの
レアチーズケーキ・・・加熱せず冷やし固めたもの
スフレチーズケーキ・・・卵白を泡立て、ふわふわに焼き上げたもの
スフレチーズケーキは日本発祥と言われ海外では珍しいようですが、これは海外のケーキの多くが郷土料理から生まれており、家庭で日常的に作るためには「湯銭」という一手間をかけるよりも「混ぜて焼くだけ」というお手軽レシピの方が根付きやすかった為ではないかと思います。
さて、チーズケーキの栄養ですが、主な原材料であるクリームチーズは、たんぱく質が多く、別名「白い肉」とも呼ばれています。
カルシウムは牛乳の約10倍、ビタミンやミネラル等の栄養をバランス良く豊富に含みます。
古代ギリシャのアスリート達の栄養補給に振舞われたのも納得です。
美容と健康にもおすすめのチーズケーキを食べながら古代オリンピックに思いを馳せてはいかがでしょうか?
当店では、栄養満点のクリームチーズに、新鮮自然卵をたっぷり加えた『銚子チーズケーキ』を新発売致しました。
小麦粉を使用せず、砂糖控えめのやさしい甘さに焼き上げています。
天然レモンの爽やかな酸味がきいた素朴な無添加チーズケーキを是非ご賞味下さい。
お電話にてご予約、お渡しは日曜日限定となっております。
詳しくはホームページをご覧下さい。